有償譲渡会の光。SDGs目標達成のために。

家庭内エンジニア
記事内に広告が含まれています。

世間で今注目を集めているJEMTCの有償譲渡会、もし「中古パソコンの販売」として行っていれば「不当表記」や様々な問題がありますが、あくまで「使い終えたパソコンを【企業が】JEMTCを通して有償譲渡する仲介」をしているわけです」そしてこの有償譲渡はサステナブルな社会を目指す「SDGs」を推進するために特に重要な役目を果たしています。

廃棄ではなく有償譲渡であればSDGsになる。

トンチのように聞こえますが企業としては不要になった破棄としてしまうと、SDGsに貢献することができなくなります。誰かに有償譲渡すればこれはSDGsとなります。ただし単に廃棄業者に有償譲渡・無償譲渡してもその廃棄業者が破棄してしまえばそれば結果的に破棄であれり後々に禍根を残すことになります。

個人や他の法人に譲渡後破棄しても譲渡した企業が破棄したことにならない

そのためにJEMTCなどの企業が重要な役目を果たします、有償譲渡する名目でPCを回収し最低限利用可能なゴミではなく【おもちゃ】として再生することで、使用可能なものを有償譲渡したという名目になり、有償譲渡後は所有権が移管されているため有償譲渡された個人がどのように扱おうが、JEMTCを通じて有償譲渡企業はSDGsの責任を果たしたことになります。

表記が間違えているのは商法の対象にならないため、「価格」ではなく「有償譲渡」手数料

販売であれば商法の対象になりますが、あくまで有償譲渡目的なので、不当表記には当たらないと考えられます。もしJEMTCがPCを仕入れて販売しているのであれば商法上非常にまずい行為ですが、あくまで有償譲渡するための目安になる表記であり、販売を目的に表記しているわけではありません。チャリティーバサーのポップと全く同じものですのでその証拠に、「購入」という言葉は見受けられますが「価格」という表記はありません。「金銭的な価値」ではなく譲渡の手数料でしかないわけです。

就労移行支援事業所の雇用の創出と社会福祉

すべてがすべてというわけではありませんが、就労移行支援事業所での軽作業として精密機器の分解や清掃も受注されています、あくまで入札方式ですのでどこの事業所がどれだけいくらで受注しているか、相場はあってないようなもののためどれだけの費用がかかっているがわからないのですが、有償譲渡される過程で「障害者福祉」に一役買っていることも重要なポイントです。

有償譲渡されるまでのの流れと費用

有償譲渡のために企業からPCを回収と個人情報などデータの破棄【−3,000円】

まず有償譲渡するためのPCは企業から有償で回収します。企業としては個人情報の塊であるPCを売却などを行うと非常にまずいですし、「ソフト」にしろ「物理」にしろ結構手間のかかるデータ破棄を有償で依頼し「破棄証明書」を取得する必要があります。ちょっと大きな会社の事務型にいた方であれば「個人情報は管理簿」など書類を目にしたかともいるかと思います。個人で依頼すると1台につき3,000円ほどが相場ですが、大量に委託することで費用は抑えられるかと思います。ここに引き取りや諸々の手間賃で一台回収ごとに3,000円ほどの利益が出ていると仮定します。

就労移行支援事業所の作業代金と部品代で7,000円くらい。

分解や清掃、費用対効果や情報漏洩リスクを考えると、搭載されているHDDやSSDは物理的に粉砕破棄を行っていると想定できます。そのためOSを格納するためのSSDを新たに換装する必要があります。少しお高めに2,000円と仮定します、その上で就労移行支援作業所への分解清掃換装OSのバージョンアップ委託費用として総額1台5,000円くらいで入札が入ったと考えると、1台7000円ほどで修復していると考えられます。

OSのバージョンアップできない・マザーボードなどに異常があれば部品取りに活用

この部分が有償譲渡品の記載に相違が出る原因かと思いますが、修復が困難なPCに関してはメモリーなどの部品を回収し他のPCに流用していると考えられます。そのため当初4GBしか搭載されていなかったPCに8GBのメモリーが搭載されていたり、メーカーのカタログスペック上とは異なる状況が発生します。

ロスなどを含めて輸送コストなどを考えると大体10,000円くらい

就労移行支援事業所の作業料+WPSオフィス代+SSDなど最低限の部品代+輸送回収、そこから個人情報の破棄・破棄証明書での収入3,000円を差し引いて、最終チエックの人件費+有償譲渡会の開催費用などを考えると、PC1台を有償譲渡するために必要な費用は10,000円くらいと推定できます。キーボードやバッテリーに差が出るのは部品交換を最低限に抑えているからです。

有償譲渡金額を30,000円とすると純利益は20,000円ほど

一般社団法人としてしっかりとした収入を確保する必要があり、中古のPCという商品は部分修理したからと言って簡単に復活するものだはないため、2年以内保証期間中に丸ごと交換対応が必要な個体も相当数発生すると考えるとまずまず妥当と考えてよいのではないでしょうか。PCショップのジャンク屋の親父が手塩にかけて修復した中古PCとあ就労移行支援事業所で機械的にSSDを換装して、OSをバージョンアップした中古PCでは初期不良率は雲泥の差があり、初期不良をまるっと交換するための費用も計上されているはずです。

【使用期間5年】を時間に読み替えると43,800時間の稼働時間

製品の販売時期を考えると明らかに10年近く経っている製品もあります、そして説明文のどこにも「発売から5年」とは記載されていません「使用期間3年から5年」です。ということは43,800時間以下の稼働時間であれば5年で間違いありません。サーバーにでも利用していない限り40,000時間も稼働しているPCなどそうそうないため決して有償譲渡先に意図的に誤解を与える目的ではないはずです。

有償譲渡は企業のひいては日本の名目SDGsを推進する大切な役割

有償譲渡を受ける方々は決して情弱でもなんでもありません、SDGsを推進する気高い志をもち30,000円もの費用を負担し本来廃棄せざるを得ない中古PCを引き受けてくださる気高い方々です。JEMTCは本来破棄せざるを得ない中古PCを2年間最低限なんとか使えるように修復し「おもちゃ」として使える程度にまで整備し、その過程で障害者支援・雇用の創出にも寄与する素晴らしい団体です。有償譲渡を受ける側も全く利用できないジャンク品のゴミを受け取るのではなく、最低限おもちゃとして使えるPCを受領することができ、社会貢献することもできるのです。あなたがもしSDGsに貢献したいと考えたときに、30,000円でジャンク品のプラスチックと金属の塊を受け取るのと、最低限起動する清掃されたおもちゃのPCを受け取るのはどちらがいいですか?この地球に生きる人類の一人としてSDGsに貢献したいと考える気高い方は今後もJEMTCを通して有償譲渡という形でSDGsに貢献していくことも一つの方法です。(私は利用しませんがww)

タイトルとURLをコピーしました